(映画)ソーシャルネットワーク(感想)

 

フェイスブックの創業者がどうやって成功したのか。その影でおきた問題や争いをどう乗り越えたのか。

そういう苦難と成功のドキュメンタリーかと思って視聴した。

 

とにかくイライラする映画だった。 

世界一若い億万長者の成功記録をみていたのに、比重のほとんどはそれにおきた問題ばかり。カタルシスがまったくない。

しかも全部が全部、主人公の自業自得だ。そりゃ訴えられるわ。

 

主人公のマーグ君がとんでもないクズ野郎。

最初から最後まで一貫してそのまま、彼の精神は成長せずに終わる。

しかし才能はあるから金と名声を手に入れるのでイライラする。どうせなら破滅してくれた方が気分爽快になるものを。

しかもバーグの「フェイスブック」はアイディアの盗作&騙しうちで作られた物だった。

こんなので彼は成功して巨万の富を築き上げたと言われてもフザケンナとしか思えない。

 

映画の内容も訴訟の『現在』とその原因の『過去』が交互になんの脈絡もなく展開していくため混乱するし、内容も単調。

終始「争いの原因は○○ですね?」→回想なのだが、ここでも主人公が平気で嘘を言うので『結局ホントなの? 嘘なの?』とモヤモヤする。

観てて楽しくないし、最後まで争い続けた挙句にテロップで『その後和解した』で終わり。ありきたり。

 

視聴を終えて思ったのは、これはドキュメンタリー映画ではなかったという事。

主人公が悪で、それに最後まで気付けなかった哀れな男のサクセスストーリー。

そう思えば、最後の友達申請がどうなったかは想像に難しくない。